2018年7月2日月曜日

たった200円の誘惑


何時も見識を貰う小田嶋氏が経済系ブログでそのアルコール依存症からの離脱のあからさまに論じた対談を読んでいる。その中で主題のたった200円でアルコールが手に入るという談がある。これは言い得て正しい。例えば、タバコは海外(少なくとも欧米では)800円前後だから、禁煙のきっかけ、あるいは喫煙へのハードシップとしてはかなり妥当だ。かのIR法案は国会で承認されそうだが、カジノへの入場料のアップと回数の制限はある程度の抑制効果はあるのかなとも思っている。と考えると、パチンコの入り口は甘い。100円でプレイできるのだから、嵌まる可能性は十分に高い。しかも、過去の成功体験が麻薬のように襲ってくるから、嵌まる。氏が述べていたように、アルコール依存症から解放されようとすると、時間が余る。それが又、苦痛になると述べていたが、ギャンブルも同様だろう。夢の描けず暇を持て余す弱者が(一見)安価なパチンコに嵌まるのも此処にあるのだろう。会社病と称する定年病も詰まりは、会社で時間を潰すことが出来なくなった中高年の悲哀でもある。死ぬのが怖くて堪らない人間が、実は時間を持て余しているという皮肉な結果こそが、ギャンブルや嗜好品への依存という社会現象を引き起こすのだろう。氏がもう一つ指摘するのは、依存症からの離脱にはそれまでの人間関係のリセットが必要であると指摘する。酒飲みの友は酒飲みである。この至極当然の関係を断ち切るには、相当の覚悟が必要だ。斯くなる議論を重ねているのは、我が夫婦もアルコールが大好きで、共にワインを嗜んでいるのだが、家人は女性故に依存症にも成り易いし、いずれ認知症を呼ぶ可能性もある。かと言って、離婚して自体が改善する筈もなく、年上で且つ見識ある?私から自制を求めるのが筋なのだろうと考えたりしている。その意味ではもっとアルコール類も値段を上げたら良いという氏の指摘も頷けるものがある。皆さんは如何お感じだろうか。

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