2018年7月12日木曜日

金権主義に準える訳ではないが


世の中の価値基準は多種多様であるが、金という指標には中々抗しがたいものがある。だから、金権主義が大手を振って闊歩する世の中になるのだが、人間社会は中々難しい。例えば、国家を考えてみると、一旦一つに纏まったと思われる欧州が英国離脱騒ぎで揺れている。あのヨーロッパ大陸という広大な土地を自由に行き来できるメリットは莫大だ。特に輸出業者には大きなメリットがある。但し、そこにグローバルとローカル経済の溝が生じ、利益を得る物、得ない者、あるいは不利益を被る者と格差が生じる。それは統合前に十分考慮すべき事項だが、欧州のエリートたちは楽観的過ぎたのだろう。経済が何よりも政治に優先すると達観視した結果が今の不協和音だ。ギリシャやスペイン等の南欧とドイツを中心とする北欧の経済格差は貨幣の統一により幻覚を呼び、過剰な公共投資を呼び、より経済格差を助長してしまった。各国差異では済まない。ドイツでは西と東、イタリアでは北と南、イギリスでは本国とスコットランド、それぞれが格差を内含し、欧州の不合理さを上回って、より格差に対する政治不信を助長させている。振り返って考えると、日本も東と西に経済格差が歴然とあるし、各県、各区、各都市別に大きな差異があるのが現状だ。考えれば、農業といった一次産業にとって大きな物は自然の恵みであり、それも又経済格差のベースになる。逆に言えば、その利点がボトルネックになって、工業化等の近代化に乗り遅れ、当初の豊かな経済が貧困系へと転落してゆくのだ。

これも又、工業製品が高価であるという価値基準に従って、格差が生じる訳でやはり金は大きな動機付けになるのだ。

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