2018年6月8日金曜日

小売業の将来


アマゾンエフェクトならぬ業界嵐が何処そこにも吹き荒れている。言わば、フローとストックのシステム設計からすれば、フローの利便性(迅速さ&都合の良さ)と豊富な品揃え(欠品無し&お目当てのモノが容易に見つかる)が、彼らの一貫した戦術だ。そして、フローは出来るだけ子飼いの物流システムを構築し、ストックは近代的合理性のある倉庫設計&建設により徹底した合理性を果たしている。規模が既に日本の百貨店合計の売上を越えているから、その合理性にはより拍車が掛かるのだ。さて、これに対し、ユニクロやしまむら、更には無印等の戦術と言えば、より商品力を磨くことで劣勢をカバーしようとしている。あるいは、セブンに代表されるコンビニはその店舗数とネットワークでフローとストックの両方をカバーしようとし、小売業の過酷な競争は継続中である。いずれ勝者は決まるとはしても、激しい戦いには違いない。昨今ではコンビニに対応して、ドラッグストアが立ち上がり、ユニクロにはゾゾのようなオンライン通販力で対抗する新規ライバルも登場している。限られた1億人という国内市場を取り合う競争は、価格も品質もそして、流行にも過敏な日本市場での勝利が世界に通じると思うからだろう。逆に言えば、過剰な顧客対応はいずれは参加企業の全てを疲弊させ、何かを犠牲にせざるを得ないという終点に近付いている気もするのだ。その事例がヤマトに始まる宅配便ボイコットであり、それに伴う配送費の有料化でもあろう。必要なコストにはちゃんとした見返りを与える成熟化した市場こそが、真の日本市場であり、そうでなければ、其処に勤める従業員の給与は上昇することなく、1億人みな(低賃金で)総活躍!なんて事態に陥りそうでもある。斯くなる議論を展開しているのも、家人の昨今の就職活動、いずれは私が直面する再就職先、更には愚息の未来の職業を考えた時、あるべき産業とは一体何か?日々考える機会が増えたからだ。仮想通貨で一攫千金を狙うのもそれは結構だが、出来れば汗水垂らして働いて、社会に貢献した結果としての賃金を貰う方が納得感、達成感があるようにも思える。そんな中、何処か従業員ファーストといった考えで事業展開する会社がそろそろ登場しても良いのでは?と思う昨今である。

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