2018年6月1日金曜日

地中にあるビジネスの芽


先日、関東の大手電力会社と全国展開している通信会社のビジネス提携が発表になり、話題を呼んだ。と言っても前者は政府の資本参加依頼、且つ、電力の自由化で関東圏の売電市場を大幅に失って、多くの事業提携を発表しており、またぞろ?と思わせる面が多かった。数撃てば当たる!では困るのだが、今回のビジネス提携は結構唸るものがある。それは単に電気と通信の融合というよりは、分散電源の今後の在り方を占うものでもあり、私自身興味をそそられている。ライバル会社の役員の方もしまった!と思ったというぐらいなので、これは結構面白い提携なのだ。そのアイデアの中核は後者が持つ全国約7百か所ある通信ビルの鉛蓄電池をリチウム化して、コンパクトで且つ即応性の改善を行おうとするものだ。このブログで何回も紹介している家庭の庭先(実際は屋根の上?)の太陽光発電とEV化(動く発電所&蓄電池)も分散電源の肝になりそうだが、こうした埋れた蓄電装置が又、電気の弱点であるストック能力をカバーし、より分散化を容易化すると期待できるからだ。更に、地方にある大型太陽光発電所との連携により、そのストック能力と併せて、直流送電システムを作り上げることも可能になるのだ。所謂、エジソンが吐く百数十年前に起こした電流戦争が再び、再生可能エネルギー台頭で起きているのだ。逆に言えば、時代は単なる電気の時代(交流というアナログ信号)から、電波通信の時代(デジタル信号)に移行し、それに見合ったインフラ整備が必要という事でもあるのだろう。特に、デジタル信号を用いるユーザーの瞬低に対するニーズはハンパではなく、その為にはより冗長化された電気確保という、より分散化された電源システムの設計ベースになるかもしれない。斯く如く、自由化は世の中を動かし、違った分野の企業や人々が繋がる可能性を秘めている。面白い時代でもあるし、うっかりすると貴重なビジネスチャンスを逸することにもなるリスクのある時代でもあるのだと痛感した次第。

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