2018年5月14日月曜日

タワマンの誘惑


都会で、タワーマンション(タワマン)の建設ラッシュが続いている。都心のほぼ中心部にお得?な価格で住めるとあって、若い夫婦や相続税の気になる富裕な家族に好評なのだ。尤も高額であるから、若い夫婦と言えども、大企業勤務もしくはダブルインカムに限られるのだろうが、折しも低金利はずっと継続され、且つ消費税アップも間近であり、購入欲と不動産会社の貪欲な販売欲が相まって、この異常事態が当面続きそうだ。但し、良いことばかりではない。今やベッドタウンが滅びゆく存在になり、中古マンションの保全問題が顕在化しつつある中、過剰な新築ラッシュはやはり何らかの規制をしないと、将来の街作りには支障をきたすという意見が起きている。御尤もだ。一方、新聞は地方都市のコンパクトシテイ・エクセレント事例として挙げられていた富山市の苦境(人口減&周囲の街の人口増)を伝えていたが、市だけの取り組みだけでは調整が難しい事の証明にもなっているようだ。では、誰が調整するのか?である。斯くなる私も地方に新しい家を建てた訳だが、街自体が約半分はシャッター街化しているのは知っている。又、現市は数個の市や町を統廃合しても、その状況に歯止めが利かない事も知っている。だが、それでも家が欲しかった。

否、家族が欲しがった。僻地&古い借家に住み続けると、気持ちも沈んでくることも確かだ。せめて、都会近くに(と言っても未だ随分と遠いのだが)新築の家を味あわせたいと建てたのが苦しい実情だ。唯、悪い事象ばかりではない。ここは観光地と悠久の神社を抱え、少なくともある部分は生き残るはず。(古代の神社があると言う事は津波や地震にも生き残る証明でもあるはず?)個と全体。街作りには、そうした創意・工夫が必要だ。車の生産台数の頭打ちが問題になる日本に置いて、シェアカー等の未来予想図が盛んに述べられている。では、各自の持ち家の未来図は何だろうか?何処もかしこもタワマンが占めるなんて予想図では決してないはず。かと言って、空き家の周辺にばんばんと新しい家が建つのも非効率だ。否、それも良いのかも。どちらにせよ、持ち家は自己責任の我が日本。自分自身の家計と家族構成で選択肢はそれほど残っていないのかもしれないのだが。

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