2017年5月16日火曜日

怖いもの見たさの勇気


「絵でわかる地震の科学 (KS絵でわかるシリーズ)」:井出哲氏を読んでいる。我々はあの3・11で地震とは結局予測出来ないものと諦観を持ったと思うのだが、それでも不条理過ぎる、この地震に何とか理解を深めようと、この本を手に取った次第。この本は以下の章に分かれている。1.地震は何処まで分かっているか、2.地震とは何か?、3.地震を視る技術、4.地震の原動力、5.震源で起きている事、6その大きさと速さ、7.地震活動と複雑系、8.地震と震災、9将来の地震について分かること。まずは、2から見ると、地震の正式名は地震動、そして震動には加速度、速度、変位の観測値があること。3ではS波(ねじれるような変形):横波とP波(圧縮・膨張):縦波があり、P波(6km/s)がS波(3.5km/s)より早く伝わる事とエネルギーの違いで、前者を初期微動、後者を主要動と称す。4は、地球内部の構造から、観る。以前、このブログでも関係の文献を紹介したが、内核、外核、マントル、地殻の4層構造であり、地殻は高々40kmに過ぎない。そして、一番流動性の大きいマントル(3000km深さ)に大きく依存する。更に、日本がその薄ぺっらの4つの地殻プレート上に辛うじて乗っている島国であることは皆さん、ご存じのはずだ。で、結論として、この本も地震は発生モデルが幾つか存在し、進化しつつあるが、結局発生予測は不可能という結論だ。至近な例としては阪神淡路大震災前の神戸周辺の大地震発生確率は10%以下だったし、30年以内に重大な地震が起きる確率が10%を超える箇所が日本には10か所以上あり、そのどこかで起きる確率は60%を超えるという結論になるのと言う。よって、日々その危険性に怯えるよりは、事前の予兆を目敏く注意深く、政府や地方自治体の流す情報から聞き取って、安全な場所に逃避するのが賢そうだ。



0 件のコメント:

コメントを投稿