2016年12月31日土曜日

2016(平成28年).12.31書評

先週の評点:
「歌麿決定版」 (別冊太陽 日本のこころ 245)(◎):浅野秀剛、「介護殺人:追いつめられた家族の告白」(〇):毎日新聞大阪社会部取材班、「シリア難民 人類に突きつけられた21世紀最悪の難問」(◎):パトリック・キングズレー、藤原朝子、「宇宙ロケット工学入門」(〇):宮澤政文、「松田さんの181日」(〇):平岡陽明、「氷の轍」(〇):桜木紫乃、「優しい街」(-):新野剛志。
近況:
いよいよ、今年も最後だ。少ない休日も必死で書評の纏めやエッセーや小説群の整理に追われている。はや、二足の草鞋を履いて丸4年。初刊本は十数年前に出したのだから、作家としては公的にはそれだけのキャリアになるのだろうが、本腰を入れて、自らも編集作業とイラスト作りまでしたのは、この数年間だ。全てを一人で行うので、出来は当然、もう一つなのだが、それでも、段々と要領も覚え、且つ、書きながら読むことで常に刺激が与えられ、偶に小説の神様が耳元で囁いてくれる事もあり、何とか此処までやってきたという事かも。何せ、本業こそはしっかりと責務を果たす必要が有る訳で、当然創作の方については、余暇と睡眠時間を削って対応という形にならざるを得ないのは売れない作家・イラストレーターの宿命なのだ。とは言え、苦境は相変わらずだ。当初はKDPの品管と大喧嘩をしたし、小説を書こうGrからは出入り禁止まで頂いた。それでも、面白いものは面白いはずと信じて、書き続けている。最近のグッドニュースはKDPが読まれたページ数見合いのロイヤリテイ制度に変えた結果、ある程度努力して書いた分、収入が保障されるようになった点かもしれない。従来の出版機構では大手出版社に作品を持ち込み、編集者に評価された作品のみが出版・販売され、しかるのちにその印税で作家は収入を得ることになる。よって、現実には、殆どの作家が物書きだけでは食えない状態が続いている。それがネット上で自由に読者側に閲覧選択権のある仕組みは、随分と広大な世界を作家たちに与えてくれていると思えてくるのだ。但し、多数の目でチェックされた、あるいは校正された、あるいは適切なサジェッションを受けた作品に較べれば、ネット上の作品はどうしても粗削りになりがちだ。其処を常に謙虚に反省しながら、売れっ子作家のレベルを横目で見ながら、自己研磨するしかないのだろうと私は腹を括っている。
売り上げが立てば、唯の趣味扱いにしかされないデスクワークを仕事だと家人に豪語出来るし、ひたすら単調な受験勉強に苦慮する愚息の心の支えにもなろう。(但し、パチンコやゴルフで時間を潰す普通のお父さんたちに較べて、やや知性的ではないか程度の意味でしかないのだが)まあそんなよれよれ状態で、今年も幕を閉じようとしている。暫しは両実家への帰省ツアーで心と身体を休める積りだ。明日、明後日は恒例の年後半、年総合の書評結果の発表で、お茶を濁す積りだ。読者の皆さん、今年も読んで頂きありがとうございました。来年も引き続き、宜しくお願い致します。


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