2015年5月18日月曜日

2015.5.17書評


 先週の書評:
「葬送の仕事師たち」(◎):井上理津子氏、「それでもボクは会議で闘う――ドキュメント刑事司法改革」(○): 周防 正行氏、「日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族」(○):深谷 敏雄氏。
 いずれもドキュメンタリーだったが、取材量とその努力では、井上氏だろうか。たった一人で、掘り下げたテーマに喰い付くジャーナリズムこそが、彼らの役目なんだと思う。周防氏は専門用語が多過ぎる。正確に表記が必要だったろうが、監督なんだからもっと脚色して欲しかった。深谷さんのドキュメンタリーも凄いものがある。戦争と個人の人権の深く哀しいテーマだ。但し、元スパイ活動が主題になっており、専門軍人としての運命なのかもしれないなあと冷ややかに読んでしまう。申し訳ない。
 今週のお題:
「気候カジノ」: ウィリアム・ノードハウス、 藤﨑香里訳、「日本人は日本をどうみてきたか: 江戸から見る自意識の変遷」:田中優子氏、「「反日モンスター」はこうして作られた 狂暴化する韓国人の心の中の怪物〈ケムル〉」:崔 碩栄氏、「家族計画」:芦崎 笙氏、「夏の雷音」:堂本瞬一氏。
今週もドキュメンタリーが多い。最近は良作が少ない、ノンフィクの方がブログネタになる、なんて理由で小説群が激減している。申し訳ない。考えれば、小説紹介は言わばライバルに塩を送るようなもので、こきおろすのが精いっぱいという事情もあってややこしい。そう言えば、何とら大賞なんかの書評側の作家達のコメントを読むと、厳し過ぎて、じゃあ、あんたらもしっかり書いてね!って言いたくなるのは私だけだろうか。
 私の近況は、腰痛が気候が温暖になるにつれて、少しずつ改善されてきて何より。愚息はバスケットに夢中になり、これも何より。家人との冷戦状態には変化なし。女性の都会への憧れは分かるけど、ベースが無く、老いた田舎者には、荷が重いのがなかなか理解して貰えない事残念。
 

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