2015年3月2日月曜日

2015.3.01書評

 先週のお題:
「植物が出現し、気候を変えた」(◎): デイヴィッド・ビアリング、西田 佐知子訳、「ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト」(◎):フィリップ・リンベリー、 イザベル・オークショット、「妄想科学小説」(○):原平, 赤瀬川氏、「インドクリスタ」(-):篠田 節子氏、「カルニヴィア2 誘拐」(△):ホルト,ジョナサン。
 冒頭の2ドキュメンタリーは、ジャーナリストの鑑とも言える徹底取材と調査が裏打ちされている。真実は正しいのだが、それをどう取り扱うかがポイントだろう。人間は死ぬとわかっていても、頑張るし生物だからだ。赤瀬川氏の小説は初めてだ。どうだろうか?奇怪な書き物だ。評価が分かれるだろうと思う。「インド・・」も「カルニ。。」も途中で頓挫して申し訳ない。篠田氏に対しては、少し偏見もあり、手が進まなかった。その分、ノンフィクション側がすごく良かった。
 今週のお題:
「祖国の選択:あの戦争の果て、日本と中国の狭間で」:城戸久枝氏, 「大人になって読む経済学の教科書」: 江口匡太氏, 「教団X」:中村 文則氏,「夜また夜の深い夜」:桐野 夏生氏。
 「祖国・・」はたぶん、山崎氏の「二つの祖国」に近いのでは?と思って手を伸ばしていなかったが、経済新聞に書評が載ったので、選択。「大人・・」はミステイクだと思う。後残りの小説はいずれもネームバリューがあり、おぞましい内容を書き上げるので、先週の反省も込めてと思った次第。業界系の雑誌でも書評が載ったので良いか?と思ったが、アマゾンの書評はいずれも厳しい。特に中村氏に対しては△。そういえば、最近の彼の作品は?が多いので、トチッたかも。
 良い本と巡り合えるかどうかは、運不運が付き物だ。海外ドラマも同じかな。
 さて、私の近況は変わらず。家人の願いで都心近くの新築マンションの案内を取り寄せるも、余りの高価な物件の連続にうんざり。狭いウサギ小屋にこんなに投資をするなんて、異常だ!利便性も追求すればこうなるのだろうが、この値段であれば、この僻地には100坪の土地付き一戸建て二世帯ハウスが少なくとも2軒は建つ。何処か、富の偏在は起きていると、ピケテイ氏で無くても感じてしまう。
 そりゃあ、名医の居る病院も世界のエンターテイメントが集う文化設備も、こじゃれたカフェもレストランも無いが、それがどうした?と言いたくなる。
 この現状からも、都心一極集中は何処かでは破たんするだろう。相続税も馬鹿にならないし、分散型の社会の方がリスクが少ないのは分かりながら、兎角人は群れたがる。特に日本人はその傾向がある。
 でも、ぎゅうぎゅうに押し込められた都会の中で、閉じられたマンション住人達はプライベートばかりを気にして暮らしている。それでは、集まった意味が無い気もするのだが。持たざる者、持てない者の遠吠えではあるのだが。

0 件のコメント:

コメントを投稿